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リアルバースAR体験設計 — IPキャラクター3D AR × 店舗空間の回遊デザイン

大手テーマパーク運営企業のオフィシャルストアにおいて、自社IPキャラクターの3D ARモデルを店舗空間に出現させる「リアルバース(Real-verse)」体験を企画・設計。メタバースの逆発想で、デジタルキャラクターを現実空間に持ち込み、来場者の回遊性を高めるAR体験を実現。ロケハン・動線分析からキャラクター配置計画、アプリUI/UX設計、システムアーキテクチャ策定、3Dモデル・アプリ実装の外注ディレクション、現地リハーサル・本番運用までを一気通貫で推進。

ROLE
体験設計リード / プロジェクトマネージャー
TEAM
3名(社内:企画・動線設計 / IP体験設計 / UI・アーキテクチャ設計)+ 外注(3Dモデリング・アニメーション・アプリ実装)
PERIOD
3ヶ月
  • 5箇所のARスポットにIPキャラクター5体を配置し、ストーリー性のある回遊体験を実現
  • 来場者の奥エリア到達率が向上し、店舗全体の回遊性を改善
  • スタンプラリー機能により平均滞在時間が増加、フォトスポットでのSNS投稿による自然な集客効果を創出
  • 社内3名の企画・設計チームと外注制作チームの連携で、3ヶ月の短期間でアプリリリースまで完了
  • 来場者行動データ(スポット別滞留時間・回遊率・スタンプ取得率)を収集し、次回施策の改善基盤を構築
TECHNOLOGIES
ARKitARCoreUnityBlenderSwiftKotlinFirebase AnalyticsBigQueryFigma
リアルバースAR体験デモ: IPキャラクター3D AR × 店舗空間
体験フロー全体図 — 5フェーズ(ロケハン・動線分析→IP理解・体験設計→アプリ・基盤設計→制作・実装→リハーサル・本番)、フロアマップのキャラクター配置計画、IPキャラクター5体のアクション設計※画像はイメージです
Experience Flow: 5フェーズ × フロアマップ配置計画 × キャラクターアクション設計
システムアーキテクチャ全体図 — Client Layer(AR Camera・App UI・Store配信)→ AR Content Layer(3Dモデル・アニメーション・Props)→ Physical Layer(マーカー・フロアガイド・スタッフ運用)→ Backend Layer(Content API・Analytics・Push通知)の4層構成※画像はイメージです
System Architecture: Client → AR Content → Physical → Backend の4層構成

大手テーマパーク運営企業のオフィシャルストアにおいて、来場者が入口付近の商品棚で滞留し、奥のエリアまで回遊しない課題があった。既存の店舗サイネージやPOPでは奥への誘導効果が限定的で、IP(知的財産)キャラクターの世界観を活かした没入型の来店体験が求められていた。そこで、メタバースの逆発想としてデジタルキャラクターを現実空間に出現させる「リアルバース(Real-verse)」のコンセプトを提案。AR体験を店舗空間に組み込むには、物理的な動線設計・IPキャラクターの特性理解・アプリの技術設計・現場オペレーションを横断的に統合する必要があり、単一の専門領域では解決できないプロジェクトだった。

Phase 1 — ロケハン・動線分析(Week 1-2) 店舗フロアの実地調査を実施し、既存の顧客動線をヒートマップ分析で可視化。滞留エリアと通過エリアを特定し、ARマーカー設置候補の選定を行った。

Phase 2 — IP理解・体験設計(Week 2-3) IPキャラクター5体の特性(性格・世界観・ファン層)を深掘りし、各キャラクターに適した出現アクション(歓迎・商品紹介・限定演出・フォトスポット・特別アニメーション)と配置ロジック(動線×IP特性)を設計。エントランスでの歓迎→メインフロアでの滞留促進→奥エリアへの誘導→フォトスポットでのSNS拡散→特設コーナーでのイベント限定体験、というストーリー性のある回遊シナリオを構築した。

Phase 3 — アプリ・基盤設計(Week 3-4) アプリUI/UXのワイヤーフレームを作成し、AR表示〜アプリ連動(マップ表示・スポット案内・スタンプラリー)の設計を実施。iOS/Android両対応のシステムアーキテクチャを策定し、バックエンド(Content API・Firebase Analytics・BigQuery連携)の設計とApp Store/Google Play審査対応の準備を並行で進めた。

Phase 4 — 制作・実装(Week 4-8) 3Dモデリング・アニメーション・アプリ実装を外注チームにディレクション。キャラクターごとのモデル品質・アニメーション仕様・パフォーマンス基準をレビューしながら制作を管理。ARマーカーの現地設置とストア登録・審査対応も並行で推進した。

Phase 5 — リハーサル・本番(Week 8-12) 現地リハーサルで動作検証・動線確認を実施し、スタッフオペレーション(来場者案内・DL誘導・トラブル対応)を整備。イベント期間の本番運用では来場者行動データを収集し、スポット別滞留時間・回遊率をモニタリングした。